“和×モダン”。美しく融合した
空間と和紙製品は、天晴れ!
榛原 広報学芸員 中村陽子氏
「え?これは何の店?」見れば誰もが立ち止まるほど「榛原」の店舗はモダンである。200年の歴史を持つ和紙の店は、2年前に新装。榛原オリジナルの伝統的文様の「色硝子」をモチーフにした外観は、デジタルファブリケーションと煉瓦職人、瓦職人の合作である。
店内もこれまた美しく、自慢の和紙が並んだ壁は圧巻。「柄は和ですが、榛原の和紙は彩が鮮やかなので和にも洋にもお使いいただけます。たとえばランチョンマット、タペストリーなどにおすすめです」と中村氏。そして棚には便箋、封筒などがずらりと。便箋なら罫線の幅、万年筆なのかボールペン、何を使うのか…書く人の個性が生かせるデザインがきちんとそろう。「メールなどで何でも済む時代、和紙の手紙はひと手間で印象を残せる素敵なツールですよ」。
GOOD DESIGN賞を受賞した蛇腹の便箋は昔の巻紙がヒント。
かの竹久夢二氏が榛原のために書き下ろした植物画の一筆箋。
榛原
東京都中央区日本橋2-7-1 1F
03-3272-3801
ホームページはこちら > >