手にしっくり馴染むナイフは
美味しい笑顔を生み出す神器
千疋屋フルーツパーラー 秋武 宏信さん
1834年(天保5年)創業、今年で180年目を迎える千疋屋総本店で、旬の果物の持ち味を生かしたデザートで客人を魅了し続けている「千疋屋フルーツパーラー」。
中でも人気を誇るのは、季節のパフェや1日100食ほど注文が入る名物「フルーツサンドイッチ」。その凛とした佇まいと贅沢な美味しさを生み出す神器がぺティナイフだ。
果物を無駄なく最も美しくカットするため道具にもこだわる千疋屋では、シェフは新人研修中に手に馴染む専用のナイフを自ら調達するのが慣わし。技の習得はサンドイッチのカットから始まり、パフェの土台作りや先輩の補助役などを経て果物に辿り着き、ようやく飾りつけを任されるまで優に2年。好きこそ物の上手なれを地でいく者から、オープンキッチンの中でも手元360度に客人の視線が集まるカウンターの真ん前、メインステージに近づくことができる。その憧れの場所に立つメインシェフ秋武さんのナイフは20年間大切に研ぎ澄まされ2cmも短くなった。
この春はカウンター席を陣取り、千疋屋の“フルーツショー”を鑑賞しながら甘酸っぱさが弾ける当店限定の新作チャリティーメニュー「苺とマスカルポーネのリングシュー」を堪能しよう。
千疋屋フルーツパーラー
営業時間:
月〜土 11:00〜22:00(L.O.21:30)
日・祝 11:00〜21:00(L.O.20:30)
TEL:03-3241-1630 定休日:不定休