ー「まずはこれを!」 というメニューは何ですか？

ほどよいサシと赤身のバランスが絶妙なサーロインステーキですね。ランチもディナーも同等のアルゼンチンビーフを使っています。広大な牧草地で放し飼いされたアルゼンチンビーフの特徴は、すっきりとした味わいとコクのバランスです。食べているのは基本的には牧草で、もちろん成長ホルモン剤は与えられていません。日本では2018年に輸入が解禁となりましたが、まだまだ希少。どこでも買える、どこでも食べられる状況にはなく、アルゼンチンビーフ好きの方が遠方から訪ねて来てくださる。そんな現象も起こっています。当店では、穀物も食べている牛を選んでいます。肉の味がより良くなるからです。

下味は焼く直前に塩と胡椒だけ。焼きは“表面は香ばしく、中はレア”が当店のスタイル。なぜレアか？　肉本来の美味しさを味わうには、美しいロゼ色のレアで食すのがベストだからです。とはいえ好みがありますから、鉄板の上に熱々のペレット（焼き石）も乗せてお出ししています。ペレットを使えば中心部までじわりと熱が入るので、レアからミディアムへ。味変ならぬ、焼き変もお楽しみいただけます。

ー裏メニューはありますか？

裏というわけではないのですが、コースではアルゼンチンビーフのチャックアイロールのステーキをお出ししています。チャックアイロール、肩ロースのことですが、より一層の噛み応えが特徴ですね。

閉じ込められた肉汁が口いっぱいに広がります。自然に噛む回数が増えるので、噛むことで得られる満足感はサーロインを超えるかもしれません。「コースではなく、アラカルトで食べたい」というお客様には、単品で焼きますので、ご遠慮なくお申し付けいただければと思います。

ーワインのラインナップは？

「カジュアルに、リーズナブルに」のコンセプトから外れずに、かつステーキとの相性抜群と言えるものを厳選しています。グラスでもお楽しみいただけるものとしておすすめは、まずチリのトップワイナリー、モンテス社がアルゼンチンで手掛ける「カイケン・エステート・マルベック」。アルゼンチンを代表するブドウ品種マルベックを使った濃厚な赤ワインです。

もうひとつはナパヴァレーのワイナリー「ニュートン」が手がける、ボルドーをブレンドした「スカイサイド・レッドブレンド」。アロマティックで口当たりが良く、赤はあまり得意ではないという方にもおすすめできます。
その他、もちろんソフトドリンクも。ノンアルの方もウエルカム。ぜひステーキを食べに来てください。

※この情報は2022年9月現在のものです。