始まりは日本橋傍の屋台から。
江戸っ子が愛し続ける和菓子
榮太樓總本鋪 日本橋本店 店長 斎藤喜幸氏
日本橋からほど近くの「榮太樓總本鋪」。昔の職人が和菓子を作る工程を描いた絵、故市川団十郎丈の絵なども展示され、なんとも趣ある店内。
その始まりは、江戸時代。先代が日本橋近くで、刀の「鍔」をかたどった餡と小麦粉のシンプルな甘味を、魚河岸で働く軽子さんに屋台で売っていたそうな。その「金鍔」が味が良く腹持ちも良いと評判を呼び、やがて今の地に店を構える。以降、皮が破れにくいことから“切腹につながらない”と武士に愛好された「甘名納糖」、南蛮貿易の時代に入ってきたと言われる上品な有平糖を使用した飴など、数々の甘味を生み出した。また、本店限定品、同じ日本橋の山本山やにんべんとのコラボによるもちや、天然のピューレを使用した果汁飴などなど。古き良き和菓子だけでなく、榮太樓が挑戦する新しい味も堪能できるのである。
江戸から現代まで、変わらぬ美味が楽しめる!
喫茶室では店で扱う生菓子のほか、あんみつなど甘味のメニューが
榮太樓總本鋪 日本橋本店
東京都中央区日本橋 1-2-5
03-3271-7785
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