
うわ~、きれい!お、意外に重い!
見て触れて学ぶ貨幣の歴史
貨幣博物館 学芸員 関口かをり氏
日本橋に鎮座する「日本銀行」。その横に位置する「貨幣博物館」は昨年リニューアルしたばかり。館内の壁面には古代から近世までの貨幣の歴史が大きなキャッチコピーと風刺画で描かれている。これが何ともわかりやすく、子どもも引き込まれることうけ合い。「貨幣の実物を見て欲しい」と展示台には、古貨幣収集家であった田中啓文氏が寄贈したという古代の貨幣から、近代の日本銀行券である紙幣までがずらりと。さらに面白きは、古代の銭「和同開珎」でいったい何が買えたのか?昔、金属のお金に代わるものはどんなものだったのか、などさまざまな角度から貨幣を見られること。お金を見て、またさわって体験できるのがこの博物館の魅力なのだ。入場無料でこれだけ学べるとは、なんともうれしい限り。
昔の千両箱の複製を実際に持つことができる。さて、重さはいったい?
古代から近代の歴史の流れがひとめでわかるよう展示された館内
貨幣博物館
東京都中央区日本橋本石町1-3-1(日本銀行分館内)
03-3277-3037
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