天下一品、「竺仙」の浴衣。
自分好みを心行くまで探すべし
竺仙 本店 社長室長 児島和子氏
創業174年の「竺仙」。江戸時代から伝わる型紙を生かし、毎年時世にあう柄や染めで浴衣を作り続けている。それぞれの浴衣は生地・柄に合わせた彫師・染師などの職人に託され、1枚1枚丁寧に作られる。足さばきの良い竺仙の浴衣は、不動の人気を誇り、歌舞伎役者や女優の稽古着としても愛用されているそうな。
なかでも「江戸小紋」は、遠目には無地に見えるが、近くに寄ると無数の小紋柄が広がり、圧倒される美しさ。ほかにも、例えば「茄子」の柄で「事を成す」と洒落を効かせた粋なものや、四季折々の草花を織り交ぜた風合いのあるものなど、その美しさや面白さに、思わず「わぁっ」と声があがる。そんな柄の意味や染のストーリーを聞きながら、自分だけの浴衣を選んでみたいもの。
店では数々の柄に出会えるだけでなく、似合う色などの相談もできる
江戸時代に創作されたデザインを生かした型紙は今も使われ続けている
竺仙 本店
東京都中央区日本橋小舟町2-3
03-5202-0991
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